ジャグラーは「完全確率」と言われる一方で、連チャンのあとに深いハマりが来る、いわゆる「波」を感じる、という話も長く語られてきました。その根拠としてよく持ち出されるのが、北電子が出願した乱数制御に関する公開特許です。このページでは、その出願内容を読み物として整理します。
娯楽・参考のための読み物であり、設定判別や出玉の保証、打ち方の推奨ではありません。
出願の基本情報
- 名称 … 乱数幅変更機能付き遊技機
- 出願人 … 株式会社北電子
- 出願番号 … 特願2003-094458
- 公開番号 … 特開2004-298370
- 出願日 … 2003年3月31日(4号機時代)
- 公開日 … 2004年10月28日
出願・公開は事実ですが、最終的に拒絶されており、権利として登録された特許ではありません。「北電子がこの特許を取得した」と断定するのは正確ではありません。
何を解決したかったか
通常のパチスロ抽選では、乱数の範囲(分母)は固定で、設定ごとに当たり判定用の抽選テーブルを多数用意します。この出願が掲げた課題は、多数の抽選テーブルを持たなくても、きめ細かい確率変動や出率の調整をしやすくする、という点です。
仕組みの核心
発想はシンプルです。当たり判定の数字帯(分子側)はほぼ固定し、代わりに乱数の上限値(分母=乱数幅)を変えます。抽選テーブルの上限側にはハズレ領域を持たせておき、その余白を増減することで実質の当選確率を動かします。
- 乱数幅を狭める → 分母が小さくなる → 当選率が上がる
- 乱数幅を広げる → 分母が大きくなる → 当選率が下がる
「当たりの数字」をいじるのではなく、「ハズレの余白」で確率を動かす、という設計です。独自の乱数生成アルゴリズムの特許、というより、抽選時の乱数幅を変える抽選制御の出願、と理解するのが近いです。
乱数幅を変える条件の例
出願書類には、例えば次のようなきっかけが書かれています。
- 一定ゲーム数を消化したとき
- 出玉率が予定より高すぎる/低すぎるとき
- 特定の役・フラグが成立したとき
- 設定変更など外部操作があったとき
特に話題になりやすいのが出率補正の記述です。予定出率から例えば ±20%を超えた場合に乱数幅変更用のフラグを立て、乱数幅を上下させて補正できる、とされています。ネット上で「粒連後のハマり」や「富士山現象」と結びつけて語られるのも、この部分が元ネタです。
よくある誤解
- 「北電子がこの特許を取得した」
出願・公開は事実ですが、登録まで至っていないとする整理が正確です。 - 「現行ジャグラーにこの機能が載っている」
公式に証明された事実はありません。出願されたアイデアの公開文書と、実機実装は別物です。 - 「独自の乱数生成方式の特許」
正確には乱数の生成そのものではなく、抽選時の乱数幅(分母)を変える制御の出願です。
まとめ
4号機時代に北電子が出願した内容は、ざっくり言うと「抽選テーブルを大量に持たず、乱数の上限(分母)を条件に応じて変えて、当選確率や出率を調整する」という技術構想です。「完全確率なのに波がある」という話の根拠として語られがちですが、実態は出願されたアイデアの公開文書であり、登録特許として確定した権利でも、実装の公式証明でもない、と理解するのが妥当です。
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ご利用上の注意
本ページは公開特許情報をもとにした娯楽・参考の読み物です。設定判別や出玉・当選を保証するものではありません。
実際の遊技機仕様はメーカー・型式ごとに異なり、この出願内容がそのまま搭載されているとは限りません。
娯楽・自己責任の範囲でご利用ください。