Cursor メニュー操作ガイド(たたき台)

Cursor の画面上部にあるメニュー(ファイル・編集・選択・表示・移動・実行・ターミナル・ヘルプ)の「いつ・何に使うか」をまとめた説明文のたたき台です。


ファイル(File)

こんなときに使う: プロジェクトやファイルの開き方・保存・終了をしたいとき。

主な項目 説明
新しいファイル 未保存の新規ファイルをエディタに開く。名前は保存時に付ける。
ファイルを開く 既存のファイルをパソコンから選んで開く。
フォルダを開く プロジェクトのルートフォルダを開く。Cursor で「このフォルダを編集する」と決めるとき。
保存 編集中のファイルを上書き保存(Ctrl+S)。
別名で保存 別の名前や場所で保存したいとき。
すべて保存 開いている複数ファイルをまとめて保存。
終了 Cursor を閉じる。

補足: 日常的には「保存(Ctrl+S)」を多用。新規プロジェクトを始めるときは「フォルダを開く」から。


編集(Edit)

こんなときに使う: コピー・貼り付け・元に戻す、検索・置き換えなど、テキストの編集操作をしたいとき。

主な項目 説明
元に戻す 直前の編集を取り消す(Ctrl+Z)。
やり直す 取り消した操作をやり直す(Ctrl+Y)。
切り取り / コピー / 貼り付け 選択した範囲を切り取り・コピー・貼り付け(Ctrl+X / C / V)。
検索 ファイル内の文字列を検索(Ctrl+F)。
置換 検索した文字列を別の文字列に一括で置き換える(Ctrl+H)。
ファイル内の検索 プロジェクト全体で文字列を検索(Ctrl+Shift+F)。

補足: コードの修正はチャットで依頼できるが、自分で少し直したいときや、同じ語を一括で変えたいときは「編集」や検索・置換が便利。


選択(Selection)

こんなときに使う: 行・単語・ブロックなど、決まった範囲をまとめて選びたいとき。

主な項目 説明
すべて選択 開いているファイルの内容をすべて選択(Ctrl+A)。
行を選択 カーソルがある行全体を選択。複数回で行が増える場合あり。
単語を選択 カーソルがある単語だけを選択。
括弧内を選択 カーソルがある括弧( )や { } の内側を選択。
インデントを追加/削除 選択した行の先頭にスペースやタブを足す/減らす。

補足: 選択した範囲は、そのあとコピー・削除・置換や、チャットで「この部分を直して」と指定するときにも使える。


表示(View)

こんなときに使う: 画面の見せ方(サイドバー・パネル・文字サイズなど)を変えたいとき。

主な項目 説明
エクスプローラー 左側のファイル一覧(フォルダツリー)の表示/非表示。
検索 左側の検索パネルの表示/非表示。
ソース管理 Git の変更一覧パネルの表示/非表示。
外観 サイドバーを右に移す、フルスクリーンにするなど。
ズーム 文字サイズを大きく/小さくする(Ctrl+プラス/マイナス)。
ターミナルの表示/非表示 下のターミナルパネルを出したり隠したり(Ctrl+` でも可)。

補足: コードを書くスペースを広げたいときは、左のエクスプローラーや下のターミナルを一時的に隠すとよい。


移動(Go)

こんなときに使う: ファイル内やプロジェクト内を、素早くジャンプしたいとき。

主な項目 説明
行へ移動 指定した行番号へジャンプ(Ctrl+G)。
ファイルへ移動 ファイル名の一部を入力して、そのファイルを開く(Ctrl+P)。
シンボルへ移動 関数名やクラス名などで、定義や参照の場所へジャンプ(Ctrl+Shift+O)。
前の/次の編集場所へ 直前・直後に編集した場所へ戻る/進む。

補足: 大きなファイルやプロジェクトで「あの関数がどこにあるか」を探すときに便利。チャットで「〇〇の定義を教えて」と聞く代わりに、自分で飛びたいとき向け。


実行(Run)

こんなときに使う: プログラムやデバッグを、Cursor から直接動かしたいとき。

主な項目 説明
デバッグの開始 / 実行 ブレークポイントを置いてステップ実行したり、そのまま実行したりする。
デバッグなしで実行 デバッグモードにせず、プログラムを実行する。
タスクの実行 プロジェクトで定義したタスク(ビルド・テストなど)を実行する。

補足: Python や Node などは、右上の「実行」ボタンやターミナルから python app.py のように実行することも多い。デバッグ(変数の中身を見ながら止めたいとき)は「実行」メニューが中心。キーボードでは F5(デバッグ開始)や Ctrl+F5(デバッグなし実行)が使えることが多い。


ターミナル(Terminal)

こんなときに使う: コマンド(例:pip install、python、ssh)を打ちたいとき。

主な項目 説明
新しいターミナル 新しいターミナル(コマンド入力用の画面)を開く。
ターミナルを分割 ターミナルを上下や左右に分けて、複数のコマンドを同時に打てるようにする。
ターミナルの表示/非表示 下のターミナルパネルを出したり隠したり(Ctrl+` が早い)。

補足: サーバーに SSH する、python app.py でアプリを起動する、pip install するなど、チャットでは直接できない「コマンド実行」はここで行う。


ヘルプ(Help)

こんなときに使う: Cursor や VS Code の公式情報・ショートカット一覧を確認したいとき。

主な項目 説明
ドキュメント 公式の使い方・説明ページをブラウザで開く。
キーボードショートカットの参照 ショートカット一覧を表示する。
バージョン情報 いま使っている Cursor / VS Code のバージョンやビルド情報を表示する。

補足: 「この操作は何のショートカットだっけ?」「公式の言い方でどう説明されているか知りたい」というときに使う。


設定(Settings)― 歯車アイコン

場所: 画面上部のタイトルバー付近(ウィンドウの閉じるボタンの左あたり)に、歯車(はぐるま)のアイコン があります。

歯車アイコンの名称

このアイコンは一般的に次のように呼ばれます。

  • 設定アイコン(Settings icon) … 「設定」への入口であることが分かる呼び方。
  • コグアイコン(Cog icon) … 英語では歯車のことを "cog" と言うため、こう呼ばれることがあります。
  • 歯車アイコン … そのままの見た目での呼び方です。

どの名前でも「設定やオプションを開くボタン」を指します。多くのアプリで、設定・オプション・環境設定を開くために使われるデザインです。

歯車をクリックしたときのメニュー

歯車をクリックすると、次のような項目が出るメニューが開きます。

項目 説明
Agent AIアシスタント(Agent)の動作や挙動に関する設定。どのモデルを使うか、どのように補完やチャットを動かすかなどをここで変更できます。
Editor エディタ部分の設定。フォントの種類・サイズ、フォーマット(インデントや改行)、ミニマップの表示の有無など、コードを書く画面まわりをカスタマイズします。
Settings Cursor 全体の設定画面を開きます。ショートカットは Ctrl+Shift+J。ここから「一般」「プラン」「Agents」「エディタ」「キーボードショートカット」など、細かい項目に進めます。

「Settings」を選ぶと、下で説明する Cursor Settings の画面が開きます。

Cursor Settings の中身(代表的な項目)

Settings を開くと、左側にカテゴリ一覧、右側にその中身が表示されます。主なカテゴリと、General(一般) の主な項目は次のとおりです。

左側のカテゴリ例

  • General … アカウント・レイアウト・エディタへの入口など、全体的な設定。
  • Plan & Usage … 利用プランや使用量の確認。
  • Agents … Agent(AI)の詳細な設定。
  • Tab … タブの挙動や補完の設定。
  • Models … 利用するAIモデルの選択。ここで「いまどのモデルがチャット・補完に使われているか」を確認・変更できる。各モデルの説明とおすすめ設定は AI モデル説明・おすすめ設定 を参照。
  • Cloud Agents … クラウド上のAgent関連。
  • Plugins … プラグインの管理。
  • Rules, Skills, Subagents … ルール・スキル・サブエージェントの設定。
  • Tools & MCP … ツールやMCPの設定。
  • Hooks … フック(自動実行など)の設定。
  • Indexing & Docs … インデックスやドキュメントの扱い。
  • Network … ネットワーク関連の設定。
  • Beta … ベータ機能。
  • Marketplace … 拡張機能のマーケットプレース。

(バージョンによって項目名や並びは変わることがあります。)

General(一般)の主な項目

項目 説明
Manage Account アカウント情報や請求(サブスクリプションなど)を管理する。ボタンを押すとブラウザでアカウントページが開く。
Sync layouts across windows オンにすると、複数開いている Cursor のウィンドウで同じレイアウト(パネルの開閉状態など)を共有する。
Editor Settings フォント、フォーマット、ミニマップなど、エディタの見た目・動作を設定する画面を開く。
Keyboard Shortcuts キーボードショートカットの一覧を見たり、自分で割り当てを変えたりする画面を開く。
Import Settings from VS Code VS Code から設定・拡張機能・キーバインドを Cursor に取り込む。移行時に使う。
Reset "Don't Ask Again" Dialogs 過去に「今後表示しない」にした警告やヒントのダイアログを、再度表示できるようにする。
Layout ウィンドウのレイアウトに関するその他の設定。

補足: フォントサイズやテーマを変えたいときは、歯車 → Settings(または Editor)から「Editor Settings」や「Keyboard Shortcuts」を開くと目的の設定にたどり着きやすいです。

どのモデルが使われているか確認する(Cursor 内の出力)

Cursor でチャットや Agent が返した回答が、どのAIモデルで生成されているかは、次のように確認できます。

  1. 設定で確認・変更する
    歯車 → Settings を開き、左の一覧から Models を選ぶ。ここに「デフォルトで使うモデル」や、チャット・Composer・補完ごとに選べるモデルが表示されます。ここで選択しているモデルが、その機能の出力に使われます。
  2. チャット・Composer の画面上で確認する
    チャットパネルや Composer の入力欄の近く(上部や横)に、いま選択されているモデル名(例:Claude 3.5、GPT-4o など)が表示されていることがあります。表示位置はバージョンによって異なりますが、「モデルを切り替えるドロップダウン」や「現在のモデル名のラベル」を探すと、その会話で使われているモデルが分かります。
  3. レスポンスごとのモデル
    通常、一つの会話スレッドでは設定で選んだ同じモデルが使われます。モデルを変えたければ、Settings の Models で変更するか、チャット上でモデル切り替えが出ていればそこから変更できます。

まとめ: 「いまこの出力に使われているモデル」は、Settings → Models の設定と、チャット/Composer のモデル表示・切り替えUIを見れば分かります。

補足: 歯車メニューの Models に表示されるのは、Cursor で選べるモデル(例:Claude、GPT-4o など)です。別のサービスで使うモデル名(例:OpenAI API の gpt-4o-mini)は、この一覧には含まれていないことがあります。サイトやアプリが「どのモデルで生成したか」を表示する場合は、Cursor の Models に含まれる名前を使うと分かりやすくなります。


チャットとの使い分けの目安

やりたいこと 主に使う場所
コードを書いてほしい・直してほしい チャット(Agent / Composer)
ファイルやフォルダを開く・保存・終了 ファイル メニュー
コピー・検索・置換 編集 メニュー
行や範囲を選ぶ 選択 メニュー
画面レイアウト・ズーム 表示 メニュー
行・ファイル・シンボルへ飛ぶ 移動 メニュー
実行・デバッグ 実行 メニュー
コマンド(pip, ssh, python など) ターミナル
公式ドキュメント・ショートカット一覧 ヘルプ メニュー
フォント・テーマ・Agent の設定を変えたい 設定(歯車アイコン)

不具合?と思った時に(thinking が急に出なくなったとき)

Cursor を使っていて、「さっきまで thinking...planning next move... が出ていたのに、急に何も表示されなくなった」「実装してと言っても AI が固まったように見える」ということがあります。

これは多くの場合、不具合というより「エージェント(AI 側)の設定や表示ポリシーが切り替わった」だけです。

症状の例

  • 同じチャットの途中なのに、あるタイミングから
  • thinking 表示が一切出なくなる
  • 返信が来るまで完全に無反応に見える
  • 「実装して」「コードを書いて」と依頼しても、説明や確認だけでコード差分が出ない瞬間が増える
  • 別のチャット(New Agent)では thinking 表示付きでスムーズに動いているのを見て、「こっちのチャットだけ壊れている」と感じる

実際に起きていること

  • Cursor では、複数のエージェント(モデル/プロファイル)が状況に応じて切り替わることがあります。
  • あるエージェントは:
  • thinking 中に thinking...planning next move... を UI に出します。
  • 別のエージェントは:
  • 内部で考えていても、UI 上はインジケーターを一切出さない設定になっています。
  • そのため、同じチャットの途中でも
  • 「thinking 表示ありの状態」→「thinking 表示なしの状態」
    に変わることがあり、利用者からは 「急に黙った」「不具合だ」 と見えやすくなります。

本当に不具合かどうかを見分ける

thinking 表示の有無だけで「壊れた」と決めつけず、次の観点で様子を見ると判断しやすくなります。

  1. 実際に差分やコードが出ているかを見る
    「app.py を編集して」「この if を追加して」と具体的に頼んだあと、実際に差分(コード変更)が返ってきているかどうかで判断します。

  2. 依頼のしかたをはっきりさせる

  3. 例:
    「仕様の説明は大丈夫なので、app.py と game_fantasybattle.html に観戦機能を実装してください」
    「この関数の中に if 文を1つ追加してほしい。ApplyPatch で差分を出して」

  4. それでも動きが鈍いときは New Agent を使う

  5. いったんチャットを区切って、右側の New Agent から新しいチャットを開き、最初にこう伝えます。
    「前のチャットで仕様は決まっているので、今回は最初から実装モードで、説明は最小限でお願いします」
  6. thinking 表示の有無ではなく、「実際にコードが出ているか」 だけを見ると気持ちが楽になります。

「実装してで差分を確認する」について、動けばそれも可能だが、今回のケースでは何も動かなかった。AI 本人も「裏で何もしていない」と回答しており、thinking 表示の有無だけではなく、実際に「動けない時がある」ということをはっきり認識しておいたほうがよい。何が原因かは分からないが、そのときは New Agent 側に切り替える(上の 4 の方法)ことで解決できた。

勘違いしやすいポイント

  • 「昨日まで thinking が出ていたのに、今日から出なくなった → Cursor の不具合だ」と感じやすい
  • 実装依頼に対してすぐコードを書かない AI を見ると、「裏で何かしているのに表示しなくなった」と感じる
  • 別のエージェント(New Agent)が問題なく動いているのを見ると、「このチャットの AI だけ壊れている」と思ってしまう

まとめ

  • thinking 表示が消えたのは、多くの場合 「エージェントの表示ポリシーの違い」 であり、コード生成そのものの不具合ではありません。
  • それでも実装が進まないときは、
  • 依頼をより具体的にする
  • New Agent で新しいチャットを立てて「実装モードで」と最初に伝える
  • 「不具合?と思った時に」は、thinking 表示だけで判断せず、「実際に差分が出ているか」「依頼どおりコードを書いているか」 で見るのがおすすめです。

この文書は Cursor の操作説明ページ用のたたき台です。実際のメニュー名や項目はバージョンにより異なる場合があります。

作成: Cursor (AI支援)。表示モデル: 本サイトの OPENAI_MODEL に準拠。

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